Hive – Analog Anthem

3 件のレビュー

$29.99

ウェイブテーブルでアナログを

製品コード: PM-HV0003 製品カテゴリー: 製品タグ: ,

概要

魔術じゃなく、技術。

 ̄|_

Analog Anthem“は、歴史的なアナログシンセをモチーフにしたオリジナルのUHMウェイブテーブルを用いたHIVE2のプリセットライブラリです。

UHMとは?

UHM(U-He Math)はウェイブテーブルの生成専用のスクリプト言語で、2018年にu-heによって開発・導入がされました。

UHMは数式と論理式による記述で高品質なウェイブテーブルを生成するものです。ごくごく細部まで微調整可能というその強みを生かして、アナログらしさというものの再現を限界まで追求しました。


十人十色のキャラクター。

本シリーズでは10個の歴史的なシンセをモデルに選び、各ウェイブテーブルにはそのモデルにちなんだ名をつけました。実際の音源を聴いて、ウェイブテーブルがサウンドにどれくらいの差を与えるかを確かめてください。

D
Mini D

古典の王様。ギラギラした高域をレゾナンスの利いたLPFで削ると、聴き覚えのあるヴィンテージサウンドが生まれます。


Voyage
Mini Voyage

21世紀のパワフルなサウンド。かなり丸みがあり、現代らしさを感じさせるスムースで密度のあるサウンドが特徴です。


OB
Oberton

中域にパンチがあり、Cleanエンジン・12dBのフィルターと組み合わせると良さが出ます。


OBM
Oberboss

太さ・明るさの両方に長けていて、ゴージャスな80年代のアナログサウンドを思わせます。


JP
Jupitron

甘くてリッチな80年代の音。ユニゾンで積んでもメロウに鳴るのが魅力です。


JN
Juna

最も控えめな音で、中域が弱い代わりにローが強いのが特徴です。


Pro Five
Professor V

とてもバランスの取れた、万能型のサウンドです。エレガントさがある一方、望めばキツめの音にも加工できます。


Pro One
Professor I

モノフォニック向けに調整されていて、高域が強く出ます。おなじみの“Sync”サウンドも個別にウェイブテーブルとして収録。


MS
K-20

70年代後半のモジュラー・モノシンセ。Dirtyエンジン向けに調整されており、アグレッシブな音を生み出します。


nano
nanologue

21世紀の新しい象徴的存在。ポリフォニックを念頭にしたかなり丸みのあるサウンドと、独特なモーフが特徴です。


*上の音源で使われた音はみなプリセットとして収録されているものです。音のモーフ(変化)は純粋にモッドホイールかアフタータッチを用いたものです。

*各シンセの画像はあくまでもモデル機をほのめかすためのものです。今回の製品には、カスタムGUIは含まれません!

“ひとつなぎ”の波形。

全てのウェイブテーブルはマルチフレームです(256フレーム)。波形どうしの間を段階的に変形させていくことができ、TriとSawの中間波形、SawとPulの中間波形などがウェイブテーブルの中に含まれています。

Chart

特に“nanologue”や“Mini Voyage”においてはモデル機のモーフがそっくりそのまま再現されているほか、もともと波形間の段階的モーフがない“Mini D”では、u-he Divaのモーフを倣って再現しています。

純正のクロスフェード。

たいていのクラシックシンセは、波形のオンオフスイッチがあるのみで、ある波形から別の波形へちょっとずつ変形していくようなノブはありません。しかし、2基のオシレータを混ぜることで、実質的に“中間波形”となるものを生成することはできます。特に一部のシンセにおいては、位相や波形の方向の関係性によって、混ぜたときに面白い波形を生み出すものもあります。

Mixing

本製品のウェイブテーブルは、そうした中間波形を経由してなだらかにモーフするようにしていて、1基のオシレータで2基を混ぜた時の波形も一部再現できるようになっています。実機の限界を超えて、新しいサウンドを追求しましょう!

良いサウンドは、良いUXから。

各ウェイブテーブルの波形の配置はできる限り同じように揃えられていて、0がTri、25がSaw、75がPulという配分が原則になっています。

Basic Rule

つまり、“Next”のボタンをクリックしていけばそれで波形種を保ったまま好みのテイストを探すことができるわけです。


トレイラー動画

プリセットの演奏動画

各ウェイブテーブルごとのプリセット演奏動画のプレイリストです。

ドキュメンテーション

Documentation

ウェイブテーブルがどうやって「アナログ」の質感に貢献できるのか、疑問に思うかもしれません。ぜひドキュメンテーションをお読みください。

  • ウェイブテーブルはどうアナログ感に貢献するか
  • 各ウェイブテーブルの特徴と用法
  • “PWM”のファイルについて
  • 推奨するインターポレーション設定について
  • UHMファイルについて
  • インストールやアップデートの方法

プリセットの内容

  • 70種のベース
  • 43種のモノ・リード
  • 22種のポリ・リード
  • 44種のパッド
  • 45種のキーボードサウンド
  • 19種のシーケンス
  • 12種のテンプレート*

合計で255個のプリセットが含まれます。全てのプリセットはタグ付けされていて、モッドホイール/アフタータッチによるモーフに対応しています。

*テンプレート…それぞれのウェイブテーブルのモデル機の構成(OSC数や近いエンジン、フィルターのルーティングなど)を模倣したプリセットで、自分自身で音作りをする際のスターティング・ポイントとして用います。

オーガナイズ

すべてのプリセットはタグ付けされています。加えて、プリセットは1〜4の番号でサブカテゴライズされていて、ベーシックなサウンドの傾向ごとに分かれるように工夫されています。

  • 1: ソフトで優しいサウンド、閉じたフィルター。
  • 2: 温かくて太いアナログサウンド、半分開いたフィルター。
  • 3: 明るくてノイジーまたはデジタルなサウンド、開いたフィルター。
  • 4: 激しく変化したり、ピッチ感が弱かったり、リアル楽器を模したものなど、特殊なもの全般。

つまり基本的に、「スクロールダウンしていけば、どんどん激しいサウンドになるぞ!」ということです。もしソフトなパッドを探しているなら「PD1-」を探せばいいし、逆に激しいトランスパッドが欲しければ、「PD3-」からはじめればよいといった具合です。


使用ウェイブテーブルに基づく検索

全てのプリセットは、インフォメーションテキスト中にどのウェイブテーブルを使用したかがメモされています。例えば"Mini D"のサウンドだけを探したい場合には、検索欄に[Mini D]と打ち込めば、そのウェイブテーブルを使ったプリセットだけを抽出することができます!

Q & A

製品には何が含まれていますか?

・Hiveのプリセット
・Waveファイルとしてエクスポートされたウェイブテーブル
・編集可能な状態のUHM形式のウェイブテーブルファイル
・Serum互換として書出しされたウェイブテーブル

以下が互換性を検証済みのシンセ一覧です。

シンセ UHM Wav(Hive ver) Wav(Serum ver)
Hive -
Vital -
Serum - -
Wavetable(Ableton) - -
Polymer(Bitwig) - -
ANA2 - - -

こちらのテスト用WTか、Serum用に書き出したテストWTで、お手持ちのシンセとの互換性を確認してください。正しく読み込まれた場合は、Sin-Tri-Saw-Sqr-Wideとモーフする波形になります。

これは録音したサンプルですか?

いいえ。ウェイブテーブルは全て、波形生成用のプログラム言語、UHMを用いて作られています。波形の調整に関しては、(nanologueを除いて)所有する特定の機材ではなく、ウェブを通じて入手できる録音された波形たちを元にしています。機材の状態と録音環境により波形は微妙に変動するわけですが、数を収集することで誤差を減じて各機材の特徴を見出すという方式をとりました。

またモーフの際の波形の動き方については、エミュレーションソフトウェアを主として参照していて、ハードウェア/ソフトウェアの両面からアプローチして再現したものもありますが、中間波形についてはソフトウェアのみを参照したものもあります。この点はご理解のうえご購入ください。

出音はモデルのシンセと同一のものになりますか?

いいえ。というのも、もうひとつの最重要パートであるフィルターが異なっているからです。だからこの製品のねらいは、モデル機と完全に同等なサウンドを再現するというよりかは、Hiveのサウンド可能性を拡張するという点です。Hiveはデフォルトでは3種類(Normal,Clean,Dirty)のカラーしかないわけですが、この新しいウェイブテーブルと組み合わせれば、実に30種類のテイストを演出することができます! u-he Divaのように、モデルの組み合わせを楽しんでください。

デモ音源はそれぞれのモデルらしい音が演出されていますが、どうやって?

多くのプリセットでは、モデルとなるシンセの構成(オシレータの数、フィルターのタイプやルーティング)を踏襲し、最も近いEngine設定を使用しています。よく再現されたウェイブテーブルと、オリジナルに近いセッティング。その組み合わせの合算によって、原機に近いサウンドを作り出しています。

互換性

  • HIVE v2.1が必要です。

より詳細なサポート

もしトラブルが発生した場合、コンタクトページからご連絡ください。インストールのガイドについては、ドキュメンテーション内に書かれています。

リリースノート

v1.11 (2021.07.30)
Fixed Presets "LP2 - Objection"が前回のアップデートでちゃんと修正できていませんでした!ゴメンナサイ!
v1.1 (2021.07.20)
Added Presets 12の「テンプレート」プリセットが追加されました。
Added Presets 主にJuna、Voyageのための31のプリセットが追加されました。
Added Wavetables Serum互換で書出しされたウェイブテーブルを同袍しました。
Fixed Presets "LP2 - Objection"でUHM形式のWTが使われていて、正しく読み込めない問題を修正しました。
Fixed Presets "KY4 - Ghost Organ"で、誤ってアナログWTが使用されていませんでした! このプリセットは改訂されました。
v1.0 (2021.07.05)
Released - 最初のリリース

5.00
3件のレビューから計算

  1. 英語

    Synthfr34k (製品所有者)

    A lot of work and love has been put into this set of wavetables and presets for Hive. I’m always surprised how varied the presets of this pack are, those can be used for many different music genres.
    Definitely a worthwhile purchase!

  2. 英語

    Brent Haeseker (製品所有者)

    This is a really fun collection of analog synth goodness for Hive – it makes my Hive sound more like a DIVA! It won’t replace good analog modelling synths, but it adds more analog-ness to Hive. The presets are quite good too and the templates are handy. I did a video review with a couple of demo tracks at: https://youtu.be/nU2Lvzx_P-0 I really enjoy this collection. Nice work, Plugmon!

  3. 英語

    dBOxi (製品所有者)

    Inspiring and quality wavetables and presets.

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